身体の調整は、お一人お一人の個性があって、それぞれ全く違う調整がなされていきますが、あえて分けると「動」の調整と「静」の調整があります。
最初から動の調整だけの方もいらっしゃいますが、身体の変化に伴って、調整法が変わっていくこともあるんですね。
関節の可動域を広げるのに、こんな体勢が取れるのか!と毎回びっくりする調整をされる方が、ここのところそれでは取りずらいポイントがあって、そこをサポートしたところ、ふっと力が抜けるようになりました。
それからはダイナミックな体勢での調整のほかに、ごくごく自然な体勢でも緩めるようになってこられました。
それは端からみると、本当に何気ない体勢で、胡坐をかいた状態で、うつ伏せになっていき、手を絶妙なところに持ってきて背中を弛緩させていらっしゃり、こちらから見ていてどこにも緊張がなく、完全にリラックスしていらっしゃいます。
まさに究極の「静」の調整ですね!
ただ何気なくうつ伏せになっているだけで、「今、どんどん背中と首がのびてます!」とおっしゃって、身体の中で変化している様子を言葉にして下さいました。
なるほど!確かに静かではありますが、背中全体が弛緩して、伸びている様子がこちらからでも感じられました。
でも他の方もよくおっしゃるように、ここでの調整を家でやってみても、「ん???」という感じで、何も起きないとのことでした。
やはりこの施術の空間は、皆さんのいいエネルギーがどんどん充電して、調整スイッチが入る磁場となっているのでしょうか???